2010年私的マンガベスト

長篇部門

01. フクイタクミケルベロス (秋田書店週刊少年チャンピオン連載中) asin:4253205194
02. ろびことなりの怪物くん (講談社・月刊デザート連載中) asin:4063656322
03. 佐藤タカヒロバチバチ (秋田書店週刊少年チャンピオン連載中) asin:4253210708
04. 阿部洋一:バニラスパイダー (講談社・月刊別冊少年マガジン連載終了) asin:4063844110
05. 太田モアレ鉄風 (講談社・隔月刊good!アフタヌーン連載中) asin:4063106985
06. 元町夏央:あねおと (双葉社・隔週刊漫画アクション連載中) asin:4575838454
07. TONO:コーラル〜手のひらの海 (朝日新聞社・隔月刊ネムキ連載中) asin:4022131616
08. 吉田秋生海街diary (小学館月刊フラワーズ不定期連載中) asin:4091670407
09. やまむらはじめ:天にひびき (少年画報社月刊ヤングキングアワーズ連載中) asin:478593557X
10. 羽海野チカ3月のライオン (白泉社・隔週刊ヤングアニマル連載中) asin:4592145151
11. 東毅超弩級少女4946 (小学館月刊少年サンデー超増刊連載中) asin:4091226566
12. 鈴木小波:セカイノミカタ (少年画報社月刊ヤングキングアワーズ連載中) asin:4785934964
13. 桑原草太紅心王子 (スクウェアエニックス月刊少年ガンガン連載中) asin:4757530854
14. 岩岡ヒサエ土星マンション (小学館・月刊IKKI連載中) asin:409188525X
15. タアモたいようのいえ (講談社・月刊デザート連載中) asin:4063656330
次. 郷田マモラ:星屑の少年たちへ (双葉社・隔週刊漫画アクション連載中) asin:4575838438

中短篇部門

01. ゴトウユキコ:R-中学生 (講談社月刊ヤングマガジン連載終了) asin:4063618846
02. 今日マチ子cocoon (秋田書店・月刊エレガンスイブ連載終了) asin:4253104908
03. こうの史代:平凡倶楽部 (平凡社web連載終了+小学館・季刊わしズム) asin:4582834906
04. ヤマシタトモコ:HER (祥伝社・月刊フィールヤング連載終了) asin:4396764960
05. 渡辺ペコ:ペコセトラ (祥伝社・月刊フィールヤング集英社・月刊ヤングユー) asin:4396764863
06. 小池田マヤピリ辛の家政婦さん (祥伝社・月刊フィールヤング不定期連載中) asin:4396765118
07. 天堂きりん:手のひらサイズ。 (祥伝社・月刊フィールヤング連載終了) asin:4396765150
08. 道満晴明ヴォイニッチホテル (秋田書店・月刊ヤングチャンピオン烈連載中) asin:425325571X
09. 高本ヨネコ:恋忍 (講談社・月刊別冊少年マガジン連載中) asin:4063376915
10. 太宰治二ノ瀬泰徳人間失格・壊 (秋田書店月刊チャンピオンRED連載終了) asin:4253232051
11. 海野螢:アリスの二つの顔 (松文館・月刊オナペ→コミックシーモア携帯配信連載中) asin:4790123588
12. 坂井真理:ビューティフルピープル・パーフェクトワールド (小学館・単行本描きおろし) asin:4091885349
13. 森島明子:レンアイ♡女子課 (一迅社・月刊百合姫連載中) asin:475807111X
14. 紺野キタ:つづきはまた明日 (幻冬舎・月刊webスピカ連載中) asin:4344818857
15. 宮田紘次ききみみ図鑑 (エンターブレイン・月刊コミックビーム連載終了) asin:404726847X
次. 上連雀三平:アナルエンジェル (三和出版・月刊コミック・マショウ連載終了) asin:4883564401

コメント

風邪で寝込んでいて読み込みはあまり進まなかったこともあり、blogを始める前から順位だけは決まっていた結果をアップします(コメントは後日加筆)。長篇と中短篇を区切るのは、長篇ばかりにスポットが当たりやすい近年の状況では必然だと考えます(男女区分を行うかどうか以上に)。小池田マヤ『聖★高校生』のような長篇大河4コマが存在する以上、厳密にボーダーを決めることは既に不可能ですが、続き物で単行本3巻以上(になりそうなもの)を長篇、2巻以内の続き物を中篇、連作でも読み切り形式のものは短篇としています。

各15作という数に深い意味はありませんが、「これでは少し足りない」くらいの数に抑えておくのがちょうどよいと思います。少なくとも2010年は30作でも足りないくらい豊作だったわけで、全5作しか挙げられない商業ランキングは、おのずと戦略的なものにならざるを得ないでしょう。「足りない」皺寄せは、長篇ランキングでは連載終了作品に出ています。5巻あたりから常時上位に挙げてきた水上悟志惑星のさみだれ』も、2010年刊行分は壮大なエピローグだったのでご遠慮頂き、単行本が出ていれば上位間違いないタイム涼介アベックパンチ』も、単行本が完結するまでは選べませんでした(基本的に単行本ベースのランキングです)。

なお、あらためて説明するまでもないかもしれませんが、色分けについて:
デビュー同然:読み切りや短期連載を経て(あるいは一切経ずに)、この作品で初めて広く読者に認知された作家。
作家歴約5年:短篇集や長篇連載の経験を経て、この作品で新境地を開いたり、過去の仕事をまとめたりした作家。
作家歴約10年:順調か不遇かはさまざまなれど。約10年にわたって自らの信じる道をひとすじに歩んできた作家。
作家歴約20年:自らの信じる道を行くだけでは済まされない幾多の修羅場を経験し、約20年生き残ってきた作家。
作家歴30年超:もはや編集者の一存ごときでは動かせない存在感を持ちながら、依然自己模倣を免れている作家。